■日時:2018年8月25日 カテゴリー:中国風力発電
中国の風力発電産業、世界の総発電設備容量の1/3、日本の総発電設備容量の90%!
 
今回は近年急速に発展を遂げている中国の風力発電の開発状況について概要をお伝えしていきます。
 
2017年に中国の風力発電の累積発電設備容量は188GW(ギガワット)を越えました。188GWがどれほど大きい数字かと言うと、2015年の日本の年間全発電設備容量209GWなので、中国は風力発電のみで日本の総発電設備容量の約90%を占めていることになります。日本最大の電力会社である東京電力の2015年時点の総発電設備容量が67GWですので、その2.8倍にあたります。
 
 
•中国の累積風力発電導入設備容量は2015年頃まで大幅に増加したが、2016年以降は穏やかに増加
 
発電量に関して言えば、2017年の中国風力発電の総発電量は約305 TWh(テラワット時)に達しており、中国の総発電電力の4.8%を占めています。
2015年の東京電力の総発電量が266TWhなので、その1.2倍にあたります。中国の風力発電産業が如何に大きいかお分かり頂けると思います。
 
 
•中国の風力発電量は中国総発電量のうちかなりの部分を占め、その比率は2017年に4.8%に到達
 
一方で2017年の全世界の風力発電設備容量は539GWとなっています。拡大を続けているものの、ここ数年は成長が鈍化してきていることがグラフからお分かりになると思います。そのような中、中国風力発電産業は成長率に関しても他の上位諸国を寄せ付けぬペースで成長を続けており、2017年新たに導入された設備容量は世界全体の約1/3を占めてまでに至っております。
 
 
近年深刻な空気汚染などであまりクリーンなイメージの無い中国ですが、近年再生可能エネルギーの導入が国策で急速に推し進められてきた結果、風力発電に関しては中国はもはや世界でも頭一つ飛び抜けた存在にまで成長しているということがお分かり頂けたと思います。次回は現在欧州や日本を中心に次世代の主力なエネルギー源と期待され開発されている洋上風力発電について、中国の最新動向をお伝えしたいと思います。
 
 
•風力発電設備容量導入の成長のペースも他の上位諸国よりも高い
 
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<インテグラル株式会社 中西 豪 2018年8月24日>