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■カテゴリ:新エネ車 日時:2019年5月28日
 
2019年中国新エネ車の政府補助金
 
2019年3月26日、中華人民共和国財務省は、いくつかの省庁とともに、新エネルギー車の推進と応用のための財政補助金政策のさらなる改善についての通知を発表し、電気自動車(EV)に対する補助金を削減しました。 また、電気自動車への補助金の技術基準(図1、2、3)は引き上げられました。
 
2019年3月26日に発表された新たな通知によると、移行期間後(2019年3月26日 -  6月25日)、各地方政府は新エネルギー車(新エネ公共バスおよび燃料電池車を除く)に対して補助金を提供すべきではなく、販売補助金はボトルネックとなっている充電(水素充填)インフラおよび県連する運営サービスを支援するために提供されるべきであると、地方政府の新エネルギー車補助金を完全撤廃することを明記しています。
 
2019年の新エネ車販売補助金は全体的に約50%以上の大幅削減となり、2020年にはほぼ撤廃される見込みとなっています。それにも関わらず年初からの乗用車販売台数の成長は著しく(新エネ車は13月累積で30.4万台(前年同期比102.7%増))、これは補助金誘導型の成長からマーケット主導の成長へと新しいフェーズに入りつつあることを示唆していると考えられます。
 
本移行期間中に販売された燃料電池車の補助金は、2018年標準の0.8倍で補助を行い、(移行期間後の)燃料電池車と新エネ公共バスの新補助金標準は今後発表される予定となっています。
 
2018年標準の0.8倍という内容は暫定的なもので、新補助金標準で調整される可能性があると考えられます。
 
2019年新エネ車新補助金政策のまとめについては弊社会員データベースからダウンロードすることが可能です(注:会員登録必要)。
 
図1、2019年EV乗用車の新補助金政策
 
図2、2019年EVバスの新補助金政策
 
図3、2019年EVトラックの新補助金政策
 
 
図4、2018年燃料電池車の補助金政策
 
 
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